医薬品と対応病名検索システム("病名ナビ")/効能効果の対応標準病名とは

 本システムは、医療用医薬品添付文書の「効能効果」と対応する「標準病名」を相互に検索するものです。「商品名」の他、「一般名」、「病名」、「薬効分類」、「ICD10」などから検索することができます。

 添付文書の「効能効果」と対応する「標準病名」の結び付けは、一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC)が、専門家による妥当性の評価を受けて独自に作成したものです。

動作環境

 ご利用には次の環境が必要です。

 OS・ブラウザは最新バージョンをご利用ください。

対応OS ブラウザ
Windows Microsoft Edge
Google Chrome
Firefox
MacOS Safari
iOS Safari
Android Google Chrome


※ 表示や動作に問題のある場合は、キャッシュのクリア、ブラウザのアップデート、OSのアップデート等でブラウザを最新にしてお試しください。

医薬品と対応病名の検索

 検索方法を選びます。「病名」、「商品名」、「一般名」、「薬効分類」、「ICD10」から検索を行うことができます。 選択している検索方法の色が変わって表示されます。

 検索キーワードを入力します。必ず入力してください。

 投与経路を選びます。必ず1つ以上選んでください。

 効能効果との関連性を選びます。必ず1つ以上選んでください。

選択肢は以下の通りです。
  • ◎:添付文書の効能効果と原則的に一致しているもの
  • ○:妥当とするもの
  • △:妥当性に判断を要するもの
  • ×:関連はあるが妥当性を欠くもの
  • 該当病名なし:該当する病名はないが、「効能効果」として処方されているもの

  • (×は"病名ナビ"のみの選択項目です。)

 「後発品」を検索結果に含める場合にチェックします。

ここでいう「後発品」とは、厚生労働省が診療報酬における後発品としたものを指します。

 ボタンをクリックすることで検索を実行します。

 ボタンをクリックすることでの検索キーワードが空欄になり、③~⑤の各種検索オプションが最初に画面を開いた時の選択状態に戻ります。

病名で検索

病名で検索するには、以下の手順で利用します。

手順1. の「病名」ボタンをクリックします。

手順2. の検索キーワード欄に検索したい病名を入力します。

手順3. の検索オプションを指定します。

「病名」での検索時には、「該当病名なし」は使用できません。

手順4. の「検索」ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。

商品名で検索

商品名で検索するには、以下の手順で利用します。

手順1. の「商品名」ボタンをクリックします。

手順2. の検索キーワード欄に検索したい商品名を入力します。

手順3. の検索オプションを指定します。

「商品名」での検索時には、「後発品を含む」は使用できません。

手順4. の「検索」ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。

一般名で検索

一般名で検索するには、以下の手順で利用します。

手順1. の「一般名」ボタンをクリックします。

手順2. の検索キーワード欄に検索したい一般名を入力します。

手順3. の検索オプションを指定します。

手順4. の「検索」ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。

薬効分類で検索

薬効分類で検索するには、以下の手順で利用します。

手順1. の「薬効分類」ボタンをクリックします。

手順2. の「分類名から薬効分類コードを参照」ボタンをクリックすると薬効分類選択画面が表示されます。

手順3. の薬効分類を選択すると、検索キーワード欄に薬効分類コードが設定されます。

の「+」をクリックすると、ツリーを開きさらに詳細な薬効分類コードが表示されます。の「‐」をクリックすると、開いているツリーを閉じます。

手順4. の検索オプションを指定します。

手順5. の「検索」ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。

ICD10コードで検索

ICD10コードで検索するには、以下の手順で利用します。

手順1. の「ICD10」ボタンをクリックします。

手順2. の「ICD10コードを参照」ボタンをクリックするとICD10コード選択画面が表示されます。

手順3. のICD10コードを選択すると、検索キーワード欄にICD10コードが設定されます。

青い文字のリンクになっていない項目は選択できません。
の「+」をクリックすると、ツリーを開きさらに詳細なICD10コードが表示されます。の「‐」をクリックすると、開いているツリーを閉じます。

手順4. の検索オプションを指定します。

「ICD10コード」での検索時には、「該当病名なし」は使用できません。

手順5. の「検索」ボタンをクリックすると、検索結果が表示されます。

検索結果の表示

 「検索画面へ戻る」ボタンをクリックすると、検索画面に戻ります。

 検索に一致した件数と検索キーワードが表示されます。

 「」を選択すると、選択した項目の順番で一覧を並び替えます。

現在有効な並び替え順の項目は色付き「」で表示されます。

 商品が後発品の場合、商品名の先頭に「」が表示されます。

 一覧の行をクリックすると、クリックした行の商品の詳細画面へ移動します。

 「印刷用画面を開く」ボタンをクリックすると、現在表示している一覧の印刷用画面を別ウインドウで開きます。

 アイコンをクリックすると、クリックした行の商品の添付文書をダウンロードします。

「病名」で検索時、検索結果に対して絞り込みを行うことができます。

 各種検索オプションのボタンをクリックすると、変更した条件で再検索を行います。

 「一般名で絞り込む」ボタンをクリックすると、検索結果に該当する一般名の一覧が表示されます。

 一般名をクリックすると、その一般名で検索を行います。

検索結果の印刷

 「印刷」ボタンをクリックすると、印刷を行うことができます。

「印刷」ボタンは、印刷結果には写りません。

商品情報の表示

 「検索結果へ戻る」ボタンをクリックすると、検索結果一覧画面に戻ります。

 検索時に使用した検索キーワードが表示されます。

 商品の情報が表示されるエリアです。

 アイコンをクリックすると、現在画面に表示している商品の添付文書をダウンロードします。

 「CSV形式でダウンロード」ボタンをクリックすると、現在表示している画面の情報をCSVファイルとしてダウンロードします。

 「印刷用画面を開く」ボタンをクリックすると、現在表示している商品の情報の印刷用画面を別ウインドウで開きます。

 アイコンをクリックすると、項目名の一覧を表示します。項目名をクリックすると、その項目の表示位置まで自動でスクロールします。

 効能効果と標準病名の一覧が表示されるエリアです。

 検索時の「効能効果との関連性」の絞り込み条件が表示されます。効能効果と標準病名の一覧はこの条件で絞り込みされています。 各ボタンをクリックすると、変更した条件での効能効果と標準病名の一覧を再表示します。

 用法用量など、処方についての情報が表示されるエリアです。

「病名」で検索時、検索した語句を含む標準病名は青字で表示されます。

同義語は、検索した語句を含む場合のみ、標準病名から一文字下がった位置に展開され、青字で表示されます。

商品情報の印刷

 「印刷」ボタンをクリックすると、印刷を行うことができます。

「印刷」ボタンは、印刷結果には写りません。

本システムの利用方法

本システムの利用方法について説明します。

本システムのご利用にあたって

  • 本システムは、医療用医薬品添付文書記載の効能効果と完全ないし、 ほぼ完全一致する標準病名[厚生労働省や社会保険診療報酬支払基金等が推奨している標準病名(レセプト記載病名)]について、医薬品と関連付けたものです。
  • 医師及び歯科医師の診断の結果、病名が決定され、処方される医薬品を医薬品または有効成分の索引から選ぶと、 その医薬品が持つ効能効果、用法用量、禁忌等の確認ができます。
  • 医師及び歯科医師に診断された病名が、厚生労働省や社会保険診療報酬支払基金等が推奨している標準病名(レセプト記載病名)とどのような関係になっているのかを確認できます。 また、その標準病名と処方医薬品の効能効果との関連性を確認できます。
  • 先発品と同じ効能効果を持つ後発品等を一覧で表示することができます。それぞれの医薬品には製造販売会社名、規格単位、薬価を掲載していますので、その選択に便利です。
  • 医事担当者等によるレセプトチェック時に、投与された医薬品に対する該当病名の記載漏れが確認できます。

ご利用にあたっての注意事項

  • ここに採択した病名は、添付文書に記載されている効能効果を忠実に分析し、MEDIS標準病名マスターの標準病名とJAPIC病名辞書をもとにICD10コードに従った標準病名を記載したものです。
    専門の医師・薬剤師の評価を受けて一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC)が独自に制作しています。
    ◎:添付文書の効能効果と原則的に一致しているもの
    ○:妥当とするもの
    △:妥当性に判断を要するもの
    ×:関連はあるが妥当性を欠くもの("病名ナビ"のみ参照可)
    と整理しております。判断の目安としてご利用ください。
  • 本データは、厚生労働省、医療保険の審査機関等の了解を得たものではありません。
  • ここに採択した病名は、添付文書効能効果の全部または一部に対応する標準病名であって、必ずしも各疾病に有効なものを示しているものとは限りません。あくまでも判断の目安としてください。
    また標準病名にない同義語・慣用語は含まれておりません。
  • 効能効果に限定条件があるものが多数あります。本システムでは病名に限定条件は付しておりませんので、詳しくは添付文書で確認してください。
  • 類薬でも専門家の評価により結果が異なっているものもあります。承認の古い品目については効能効果が広義となっております。
  • 体外診断用医薬品は収載しておりません。
  • 本システムは保険請求において支払を保証するものではありません。
  • 採択あるいは削除すべき標準病名がございましたら、お手数ですがJAPICまでご連絡ください。
  • 本データは利用者個人が医療の参考のための検索や調査研究の目的のみご利用いただけます。許可なく商業目的に利用することや第三者へ情報提供することを禁じます。又一括ダウンロードは禁止します。

本システム作成のための作業手順

本データベースは、添付文書情報に基づきICD10対応電子カルテ用標準病名マスター(MEDIS-DC提供)とJAPIC病名辞書を活用して以下のように作成しました。

掲載データについて

1.掲載内容

医療用医薬品添付文書の「効能効果」に対応する標準病名を商品名ごとに一覧としてまとめました。
また、本システムは医薬品と対応病名データのほか、適正使用の観点から用法用量、警告、禁忌など添付文書記載情報の重要事項の一部を掲載しました。

【掲載医薬品】

  • 内用薬、注射薬、外用薬(歯科用含む)の商品名を掲載しました。
  • それぞれの商品が持つ効能効果と標準病名を記載し、該当する添付文書の用法用量の他、重要事項(警告、禁忌、併用禁忌)の一部を掲載しました。

【掲載対象外の製品】

  • 一部の生薬

2.資料

本データベースは以下の資料に基づいて作成しています。

  • 医療用医薬品添付文書情報
  • ICD10対応電子カルテ用標準病名マスター*1
    *1 一般財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)が維持管理するデータ。

3.記載事項

(1) 商品名

商品名、規格単位、薬価、一般名、製造会社名、薬効分類番号(日本標準商品分類の87以降の3桁)を掲載しました。

(2)効能効果

① 商品名の添付文書「効能効果」から抽出した病名を掲載しました。

②一部の効能効果は記述を省略したものがあります。これらは添付文書をご参照ください。

(1)抗生物質製剤等:適応菌種の表記は省略しています。

適応菌種
バンコマイシンに感性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、クロストリジウム・ディフィシル

(2)副腎皮質ホルモン製剤
1)効能効果を一部省略

外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合
静脈内注射は経口投与不能時、緊急時及び筋肉内注射不適時
点滴静脈内注射は経口投与不能時、緊急時及び筋肉内注射不適時
筋肉内注射は経口投与不能時
2)投与経路略記
投与経路投与経路
〈静注〉静脈内注射〈結膜〉結膜下注射
〈点滴〉点滴静脈内注射〈球後〉球後注射
〈筋注〉筋肉内注射〈点眼〉点眼
〈関節〉関節腔内注射〈ネブ〉ネブライザー
〈軟組織〉軟組織内注射〈鼻腔〉鼻腔内注入
〈腱鞘〉腱鞘内注射〈副鼻〉副鼻腔内注入
〈滑嚢〉滑液嚢内注入〈鼻甲介〉鼻甲介内注射
〈硬膜外〉硬膜外注射〈鼻茸〉鼻茸内注射
〈脊髄〉脊髄腔内注入〈喉頭〉喉頭・気管注入
〈胸腔〉胸腔内注入 〈中耳〉中耳腔内注入
〈腹腔〉腹腔内注入〈耳管〉耳管内注入
〈皮内〉局所皮内注射〈食道〉食道注入
〈卵腔〉卵管腔内注入〈唾液腺〉唾液腺管内注入
〈注腸〉注腸

(3)対応標準病名、ICD10コード、評価、レセ電算コード

① 添付文書「効能効果」に対応する標準病名および関連する標準病名を掲載しました。ICD10 コード、レセ電算コードは標準病名に対応しています。
添付文書「効能効果」と標準病名の関連付けの妥当性については臨床医師・臨床薬剤師等複数の専門家の評価を受け、評価結果に従い四段階(◎、○、△、×)にランク付けして表示しました。
◎:添付文書の効能効果と原則的に一致しているもの
○:専門家の評価の結果、妥当と判断したもの
△:専門家の評価の結果、妥当性に判断を要するもの
×:専門家の評価の結果、妥当性を欠くもの
 ※ ×は"病名ナビ"のみ参照可

 ※漢方薬の対応標準病名は、一般社団法人社日本東洋医学会提供の漢方製剤関連データをもとに作成しました(評価はすべて「○」)。

効能効果に対応する標準病名は、保険請求業務を保証するものではありません。

② 標準病名と関連付けができなかった効能効果は「該当病名なし」としました。
<効能効果に関連付ける病名がない例>
a. 病名ではなく症状や効能であったり、病名の概念が大きすぎるため標準病名を特定できず、標準病名と関連付けができなかった場合
  胃腸虚弱、血圧異常、皮膚疾患、消炎、鎮痛など
b. 殺菌または消毒、予防、手術、診療行為・療法・処置・麻酔に関連した用語である場合
  医療機器の消毒、感染予防、手術に伴う~、全身麻酔、消化管造影など

効能効果に関連づける病名がない理由
該当病名なし(1)標準病名と関連付けができない病名であるため
該当病名なし(2)標準病名と関連付けができない症状名であるため
該当病名なし(3)病名の概念が大きすぎるため、標準病名を特定できず、標準病名と関連付けができないため
該当病名なし(4)効能をあらわす用語であるため
該当病名なし(5)殺菌又は消毒をあらわす用語であるため
該当病名なし(6)予防に関連する用語であるため
該当病名なし(7)手術に関連した用語であるため
該当病名なし(8)診療行為・療法・処置・麻酔に関連した用語であるため

③ 本システムで掲載した標準病名の同義語については「ICD10対応電子カルテ用標準病名マスター」(MEDIS-DC提供、索引語と定義されている)をご参照ください。

なお、本システムのマスターデータ「医薬品と対応病名データベース」(JAPIC制作)には、それぞれの標準病名に対応させていますので、ご利用ください。

(4)効能又は効果に関連する注意

(5)用法用量

(6)用法及び用量に関連する注意

(7)警告

(8)禁忌(接種不適当者)

(9)併用禁忌

本文中には本システムで掲載していない項目の参照をうながす記載があります。 詳細につきましては必ずそれぞれの添付文書でご確認ください。

本システムは添付文書をもとに編集・作成されておりますが、添付文書そのものではありません。 また本システム記載の標準病名や薬価等、添付文書に記載されていない内容につきましても、正確かつ最善に努めて編集・作成しましたが、 実際の処方、請求業務を保証するものではありません。 本システムをご利用の場合はこれらの点に十分ご留意ください。

漢方薬データの搭載

漢方薬の対応病名データは、一般社団法人日本東洋医学会から提供された漢方製剤関連病名データをもとに作成しました。 ご利用に当たっては下記のリンク先をお読み頂き、ご理解の上ご利用ください。


漢方 148 処方と病名マスターについて






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